VOYAGE

歴史を辿ると、ヒューマネージが見えてくる。
社長が語るHUMANAGE VOYAGE

第5話 2007年 新生編

“新しい常識”を創り出し、成長を続けるために、
新生・ヒューマネージは走り続ける

力を合わせれば必ずよい会社ができる。
その思いを社員全員が応援してくれた

2007年1月、アトラクスの株主から、できるだけ早くアトラクスの人材事業を他社に売却することを検討していると突然聞かされました。成長軌道には乗ったものの、IPOはまだまだハードルが高く、時間もかかる、それまで待てないというのが、その理由でした。

その後、株主と何度も話し合った末に、私自らが、MBO(マネジメント・バイ・アウト:会社の経営陣が株主から事業譲渡を受ける)という手法で、親会社のアトラクスから採用ソリューション事業を譲渡した上で、子会社のアトラクス ヒューマネージを買い取ることになりました。

一言で「会社を買い取る」といっても、車や家を買うのとはわけが違います。買い取りの資金を現金で払えるはずもなく、一生かかっても返しきれない借金を背負います。社員を雇用し、その家族を守る責任も生じます。大企業の後ろ盾も失います。不安材料は山のようにありましたが、全員で力を合わせれば必ずうまくいく、必ずよい会社ができるのでついてきて欲しいと訴えた私に、メンバーも賛同してくれ、全員が新会社に移ってくれました。

そして、2007年7月1日、新生アトラクス ヒューマネージが船出しました。

ヒューマネージ 独立パーティー
ヒューマネージ 独立パーティー

仕事を通して、
自分も、そして社員も成長実感が味わえる。
そんな組織であり続けたい

私にとって運命の会社でもあった「アトラクス」の社名に愛着があったため、独立後もしばらく、「アトラクス ヒューマネージ」という社名のままでしたが、アトラクスとも資本関係がなくなり、またアトラクスが別の会社に吸収されてしまったこともあり、2009年1月、社名を(株)ヒューマネージと変更。2012年5月、本社を千代田区平河町に移転し、その後、さらなる社員の増加と事業拡大のため、2023年7月に、現在の千代田区紀尾井町へと移転しました。

振り返ってみると、就職する際、漠然と胸に抱いていた「起業したい」という夢は実現しましたが、そこに至る道のりは、学生時代には想像もしていなかった紆余曲折したものになりました。この過程で最も嬉しかったのは、コンピテンシー採用の普及を通じて企業の人材採用の考え方に影響を及ぼせたこと、そして何より自分自身が成長できたことです。

また、私とともにヒューマネージを盛り立ててくれているメンバー一人ひとりが、自ら取り組みたいと思う課題に取り組む中で、成長していく姿を見ることができたのも、大きな喜びになっています。

本社(千代田区紀尾井町)
本社(千代田区紀尾井町)
  • 「働いて、成長すること」は、社会人になって得られるなかで最も喜ばしいもののひとつだと、私自身、感じています。

    ヒューマネージの存在意義は、『日本にとって何にもまして貴重な財産である人材を最大限に活かし、元気な社会に貢献する』ことですが、中心にあるのは、「成長する嬉しさを、多くの人が感じられる組織、社会であってほしい」という、シンプルな想いです。

    ヒューマネージも、自らが成長する嬉しさをメンバー一人ひとりが感じながら、“新しい常識”を創り出し、成長する組織であり続けたいと思っています。

    ヒューマネージはこれからも、その経営理念に則り、人材を“資本”と考え投資することで、その可能性を最大限に引き出し、人とともに発展していく、そんな組織であり続けたいと思っています。そして、社員、社員の家族、ステークホルダーの方々の期待に、これからも応え続けていきたいと思います。

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