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次に求められる薬は何かを敏感に感じ取り、

創薬につなげられるようになりたいと思います。

2012年入社 生命環境科学研究科 獣医学専攻卒

Q1.業務内容とやりがいは?

入社以来、抗菌薬の薬理評価の部署に所属し、すでに上市された薬の価値最大化を目的とした研究から、開発段階の薬の評価、薬の種になるようなアイデアの創出まで様々な業務に関わってきました。
ほんの一昔前には制圧されたと考えられていた感染症が再び脅威となっている今、感染症に立ち向かうための薬を開発することは大きな意味のあることだと思います。そのことをモチベーションにして日々頑張っています。日常の業務の中では、自分の出したデータが少しでもプロジェクトに貢献できた時にやりがいを感じます。

Q2.実際に、入社してみて率直な感想は?

多くの子育て中の女性が活き活きと仕事をされていると感じました。
私も結婚・出産をし、仕事と育児の両立に悩むこともありますが、身近にいる先輩を自分のキャリアやワークライフバランスを考える際のお手本にできるのでありがたいです。周囲の方々の理解もあり、子供の病気や保育所の行事などによる休暇も比較的取りやすく、とても感謝しています。また、最近では男性社員で育児休業を取られる方も増えてきており、男女問わず、より働きやすい職場になってきていると思います。

Q3.職場の環境や雰囲気は?

近年、製薬業界だけでなく、様々な業界でコンプライアンス違反が問題となっています。企業の信頼はたった一人の無知や身勝手な行動で簡単に失われてしまい、一度失われた信頼はなかなか回復できません。
SHIONOGIには全社をあげてコンプライアンスを遵守していこうとする姿勢があり、私たち社員も研修や学習を通してコンプライアンスに対する意識を高めています。そのおかげで創薬に集中できていると思います。

Q4.日常の失敗や悩みはどのように解決している?

【失敗した時】まずはとにかく悔しいと思う・とことんへこみ、繰り返さないためにはどうすればよいか考える。
【悩んだとき】自分で考えたり、人に意見を聞いたりしながら、完璧・正しい答えではなくても、自分が納得いく答えを出す。

Q5.今後、チャレンジしていきたいこと、将来の夢は?

現在開発中の薬を世に出すことが一番の目標ですが、上市してからも適正に抗菌薬を使用し、耐性菌を生み出し・広げないためのサイエンスに基づいた情報を提供していきたいと思っています。また、新しい感染症の流行や耐性菌の出現など、私たちを取り巻く環境は刻々と変化し、ニーズも変化します。次に求められる薬は何かを敏感に感じ取り、創薬につなげられるようになりたいと思います。

Q6.就職活動されている方へのメッセージを!

研究職の面接では大学時代の研究内容をプレゼンすることもあると思いますが、その際は何を明らかにしたかではなく、どう考えて研究を進めたかを伝えることが重要だと思います。誰がしても同じ結果が得られるわけではなく、自分のアイデアがあったからこそ結果につながったという点をしっかりアピールするとよいと思います。