研究職

■ 研究員の思い

未来の社会にとって希望となる新薬を自分達の手で。創薬型製薬企業として成長してゆく上で大きな鍵を握るのは様々な専門パートに分かれて創薬プログラムの立ち上げ~仕上げ(企画・提案・運営・製品化を見据えた研究)を担当する研究職。医療の多様化、超高齢化など10~20年スパンで変化を予測し、未来の社会に求められる新薬を追求します。
未来の社会にとって希望となる新薬を自分達の手で。創薬型製薬企業として成長してゆく上で大きな鍵を握るのは様々な専門パートに分かれて創薬プログラムの立ち上げ~仕上げ(企画・提案・運営・製品化を見据えた研究)を担当する研究職。医療の多様化、超高齢化など10~20年スパンで変化を予測し、未来の社会に求められる新薬を追求します。

■ 研究者の育成

SHIONOGIでは研究を心から楽しめるように、研究成果とプロセスを評価する制度があったり、若手研究員の積極的な研究提案を応援する風土があります。また、新しいことへのチャレンジや自律的な成長を応援する仕組みがあります。アカデミアの高度な専門知識と製薬企業の創薬研究力の融合により創薬イノベーションの加速を図るなど、研究所内外を問わず研究者同士の切磋琢磨を大切にしています。
SHIONOGIでは研究を心から楽しめるように、研究成果とプロセスを評価する制度があったり、若手研究員の積極的な研究提案を応援する風土があります。また、新しいことへのチャレンジや自律的な成長を応援する仕組みがあります。アカデミアの高度な専門知識と製薬企業の創薬研究力の融合により創薬イノベーションの加速を図るなど、研究所内外を問わず研究者同士の切磋琢磨を大切にしています。

様々な専門パートに分かれて、『創薬プログラムの運営』や『研究活動』に取り組みます。

■ どんな業務内容?

業務概要や求めている研究員のイメージをご紹介します。

  • ■業務概要

    【低分子】「新薬の種」となる化合物に対して、様々な構造修飾を行い、薬理活性・薬物動態・安全性・物性を最適化して、患者さまの待ち望む医薬品へと成長させます。従来の経験・帰納法的な構造活性相関解析に加え、標的タンパク質との複合体構造解析、Structure-based Drug Design、ケミカルバイオロジー、インフォマティクスなどの技術も応用しながら化合物を論理的にデザインしています。最新の合成・精製機器やパラレル合成技術を用いて、短期間で質の高い候補化合物を創製しています。

    【ぺプチド】ペプチドをはじめとする中分子は、他の創薬モダリティでは狙えない創薬標的やメカニズムを介した薬効発揮が期待できます。シオノギの強みである低分子創薬のサイエンスと技術を、ペプチド分子のドラッグデザインや低分子化に拡張することで、新しい創薬のプラットフォームを構築します。そのためにケミストリーだけでなく、バイオロジーの視点も取り入れながらモダリティ特有の課題を解決し、今なお様々な病気と闘っている患者さまの困りごとを解決できる医薬品を提供します。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・「自分の手で世界に貢献できる医薬品を生み出す」というモノ創りに対して強い情熱を持ち、それを実現すべく世界中に目を向け新しいものに挑戦できる熱い研究者。

    ・有機合成化学や創薬化学を軸として、患者さまに必要な薬を誰よりも早く創出するために、常に最善なアクションであるかを自問し、必要な最新情報、最先端テクノロジーにアクセスできる研究者。

    ・新しいことに挑戦する強い気持ちを持ち、何よりも研究が好きな研究員。

    ・常識・先例・先入観に捉われない、型破りな思考を持つ研究者。

    ・新薬創製を成し遂げたいとの強い意欲のある研究者。

  • ■業務概要

    ・製薬研究所のミッションは、創薬研究において見出された医薬品候補化合物に対して、経済性の高い原薬の製造法を確立し、迅速かつ確実な原薬の供給を達成することで最終的に患者様のQOL(Quality of Life)や医療経済性に貢献することです。

    ・原薬の製造法開発は、総収率や総反応数のみではなく、安全性(作業者保護、事故防止)、品質管理、製造コスト、環境負荷(廃棄物削減、グリーンケミストリー)、生産性(時間当たりの生産量)、法令対応等、多くの側面からの評価が必要となります。まず有機合成化学力をもとに、これらの側面を同時に成立できる合成ルート研究を行います。見出された合成ルートを、プロセス化学技術を駆使しつつ、堅牢で再現性のある工業的製造法へ育てます。完成したプロセスを承認申請書にまとめ、各国の官庁に「医薬品の製造法」として承認されるまで我々のチャレンジは続きます。

    ・原薬の製造法開発と並行して、非臨床および臨床試験に必要な原薬のタイムリーな供給ならびに商用生産時における原薬の安定的な供給を達成すべく、ケイパビリティ、地政学リスク、サプライチェーン等を考慮したCDMO(Contract Development and Manufacturing Organization)を選定し、数㎏~数百kgでの原薬製造の技術移転も担っています。

    ・シオノギ独自の強みを持ち、世界をリードし、世の中に貢献できる研究者集団を目指したチャレンジを行っています。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・これまでの当たり前や慣習を打ち破り、新たな課題を見出して挑戦しながら、自発的に変化・成長していける研究者。

    ・周囲を巻き込み、相乗効果を引き出しながら、困難にもくじけず挑戦的な課題をやりとげられる研究者。

    ・有機化学およびプロセス化学の知識の元に、多様性を尊重し、その他多くの異分野の方と協力し、成果の最大化につなげることができる研究者。

  • ■業務概要

    創薬・ヘルスケア研究における様々な局面に関わり、以下のデータ駆動型研究を推進しています。 ①マー創薬・ヘルスケア研究における様々な局面に関わり、以下のデータ駆動型研究を推進しています。 ①マーケット情報(市場・競合品・特許など)や、PHR(Personal Health Record)などの膨大な情報に基づく「ヘルスケアにおける真のニーズ探索研究」、②ライフサイエンスデータ(ゲノム配列・画像・動画・文献など)とAI技術を活用した「バイオインフォマティクス研究」、③化学構造・活性/物性データ・タンパク質立体構造情報などを利用した「AI創薬」や「ケモインフォマティクス研究」。これらの研究課題に、最新データサイエンスの手法を取り入れつつ挑戦しています。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・多様な意見・考え方を尊重し、チームワークを発揮しながら難しい課題に対してチャレンジできる研究者。

    ・入社時にバイオロジーやケミストリーなど創薬に関連する知識はなくとも、継続して学ぶ意欲や姿勢を大切にする研究者。

    ・ドライ・情報系のみならず、ウェット系専攻であっても、インフォマティクス/データサイエンスへ強い関心をもつ研究者。

  • ■業務概要

    SHIONOGIの社会的使命の一つである「感染症の脅威から人々を解放する」に対し、治療薬以外での新たなアプローチとして、有効性や安全性にすぐれたワクチンの創製により貢献したいと我々は考えています。現在も喫緊の課題であるSARS-CoV-2ウイルスに対する「国産ワクチン」の創製にとどまらず、いつ我々の社会生活を脅かすかわからない感染症パンデミックに対し、最も優れたモダリティで、有効かつ安全なワクチンを迅速に提供できる体制づくりに日々取り組んでいます。そのような社会の期待に応えるため、高いレベルのサイエンスに裏付けられつつも、前例にとらわれない柔軟な発想でのワクチン創製を目指し、研究員一同チャレンジを続けています。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・「自分たちが生み出す製品で世界を救う」という高い使命感を持ち、そのための研究には努力を惜しまない研究者。

    ・研究対象に対し、常に「なぜ・どうして・どうなっているのか」を考え続ける「サイエンスマインド」と、直面する課題に対し「どのようにして」解決するかを考え実践できる「エンジニアリングマインド」を併せ持つ研究者。

    ・目標を高く掲げ、その達成のために自ら粘り強く動き、また周囲を巻き込んでコトを動かせるようなリーダーシップを発揮できる研究者

  • ■業務概要

    ・2020年初頭から世界的に流行した新型コロナウイルス感染症によって、人類は改めて感染症の恐ろしさを認識しました。今後も新たな感染症によるパンデミックが発生する可能性も十分に考えられます。

    ・人々の生活を一変させ、社会経済も停滞させる感染症の脅威からの解放を目指して、SHIONOGIは長年の感染症領域におけるの創薬研究において培った強みを活かし、日々、最も必要とされる治療薬の創製に力を注いでいます。

    ・具体的には、コロナウイルスやインフルエンザウイルス、AMRを含む種々の病原体による急性の呼吸器感染症や、HIV、結核といった慢性感染症に加え、マラリアを含めた世界3大感染症です。病原微生物のライフサイクルや、疾患の発症メカニズムを解明し、薬の効き目を調べる独創性の高い評価系を構築することで、最適な治療標的分子を探索・評価する薬理研究を進めています。

    ・アカデミア、バイオベンチャー、医師とのコラボレーションにより、画期的な新薬のアイデアを探索し、育てています。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・SHIONOGIの感染症に対する想いに賛同し、感染症に対する治療薬を創製することによって社会へ貢献することに誇りとやりがいを感じることができる人

    ・SHIONOGIの感染症研究者と一緒に、困難な状況においても粘り強く解決策を考えることができる人、そのために自ら行動を起こせる人

    ・SHIONOGIの感染症研究において、常に新しいアイデアを求め、アンテナを張って情報収集ができる人、それを周囲の仲間とシェアしチームワークを発揮できる人

  • ■業務概要

    ・薬理研究として、「創薬(モノ創り)」、「市場分析(ニーズを知る)」、「基礎研究(疾患理解)」に関する仕事をしています。

    ・「創薬(モノ創り) 」:新薬創製のための評価系の構築や疾患動物モデルの作製と、これらの評価系を用いた化合物スクリーニングなどを実施しています。

    ・「市場分析(ニーズを知る) 」:様々な統計情報や臨床情報(患者数やカルテ情報など)を読み解き、人々の困りごとの本質となる背景事象について検証しています。

    ・「基礎研究(疾患理解) 」:精神・神経系疾患の症状の背景にある個々の脳内メカニズムの解明に挑戦し、メカニズムに基づく治療の実現を目指した研究を推進しています。臨床と非臨床の橋渡しを重視し、非臨床研究だけでなく臨床研究にも積極的に取り組んでいます。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・世界中を探しても答えが無いような課題に対して、自分こそが道を切り拓いてやるという熱い想いを持った研究者。

    ・人々の困りごとの本質、将来の社会構造、環境変化による未来の困りごとをデータに基づき的確に捉え、ソリューションを提案したい研究者。

    ・中枢神経領域における研究経験を有し、製薬会社において治療薬創製を志している研究者。

    ・中枢神経領域における専門性はなくとも、他の人にはない尖った強み・経験を持っている研究者。

  • ■業務概要

    SHIONOGIが現在中心的に取り組んでいる疾患領域にかかわらず、重篤な疾患に苦しむ患者さんを救うための、画期的な医薬品(抗体やペプチドなどのバイオ医薬品を含む)の創製研究を行っています。また人々がより健康で充実した生活を過ごすために必要な製品を生み出すための基盤となる、オリジナリティの高い技術構築研究を行っています。具体的には、腫瘍免疫をベースにした画期的ながん治療薬の創製や、先進的な化合物・バイオ医薬品のスクリーニングやアッセイ系の構築、さらにはインフォマティクスを駆使した研究インフラの構築や、医薬品をその効果が期待できる患者さんに正しく届けるためのバイオマーカ―探索といった、探索的かつチャレンジングな業務に従事しています。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・何よりも研究が好きで好奇心や知識欲にあふれ、知りたいことに対する知的探求心を抑えられず、ついトコトンまで追及してしまう、マニアックな研究者。

    ・研究対象に対し、常に「なぜ・どうして・どうなっているのか」を考え続ける「サイエンスマインド」と、直面する課題に対し「どのようにして」解決するかを考え実践できる「エンジニアリングマインド」を併せ持つ研究者。

    ・新しいことに取り組むことに抵抗感がなく、前例にとらわれずに積極的に知識やアイデアを取り入れつつ、思いついたことをすぐに試してしまうようなフットワークの軽い研究者。

  • ■業務概要

     医薬品を患者さまに使っていただくには、何よりも高い安全性が必要です。医薬候補品が承認されるまでには、それぞれの研究開発ステージに応じて数々の安全性試験が求められており、患者さまが安全に使用できる医薬品になりうるかを判断しています。すなわち、候補化合物の有する毒性を明らかにし、人に投与されたときの副作用(リスク)と有効性(ベネフィット)の関係を考察することを最も重要なミッションとしています。安全性領域では、創薬初期から開発後期まで、 医薬品開発の全てのステージにおける安全性判断について、知識と経験に基づき深くコミットしています。

    ■求めている研究者のイメージ

    •サイエンスへの興味を持ち続ける
    •学生時代の専門領域にこだわることなく、新しいことに対するチャレンジ精神を持つ
    •一つひとつの経験から素早く学び、成長する
    •様々なところにアンテナをはり、チームや組織の中長期的な成長のために主体的に行動する
    •医療環境が変化していく中で必要とすべき安全性研究の未来を、私たちと共に開拓していく意欲のある熱き研究者を求めます

  • ■業務概要

    服用された医薬品候補化合物が体内にどの程度吸収され、化合物の血中濃度がどれくらい維持されるのか、どの臓器・組織へ運ばれるのか、どこでどのような形に代謝変換されて体外へ排泄されるのか、といった「体内における薬の動き」を定量,定性的に測定し考察することが,生体試料分析研究,薬物動態研究のミッションです。独創的なシミュレーションモデルやヒト化モデル動物、高精度なイメージング,質量分析を積極的に活用することで、業界トップクラスの生体試料分析研究,薬物動態研究を展開しています。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・仲間思いで、明るく元気な研究者。

    ・高い目標を設定し、それに向かって自主的かつ積極的に行動できる研究者。

    ・人工知能や数理モデルの活用など、未来志向の生体試料分析研究,薬物動態研究に一緒にチャレンジしていただける研究者。

    ・異分野の研究にも好奇心旺盛で、多様な変化にも対応できる研究者。

  • ■業務概要

    ・社会が求める医薬品を,必要とする世界中の皆さまにお届けするために,「投与経路・剤形を適切に選択した上で,適切な製剤を生み出す」とともに,「生産性・経済性を重視した製造プロセスの構築」,「医薬品としての早期承認申請に向けた活動」を行っています.これらをスピーディかつ戦略的に行うことで,開発期間の短縮・早期上市に貢献しています.
    ・製剤研究所は,患者さん・医療現場に最も近い研究所であり,常に顧客ニーズ,患者さんやご家族のQOL向上を目指し,必要とされる製品を創製します.社会の困りごとを的確にとらえてニーズと技術を融合させ,付加価値を医薬品にプラスするために,「薬効の持続や投与回数の減少を目的とした徐放性製剤」,「小児を対象とした飲みやすい製剤」,「経肺・経鼻・経皮投与といった投与経路の最適化」などによって,患者さまのQOL向上に貢献することも,私たちのミッションです.
    ・従来の低分子,ペプチド,核酸に加え,組み換えタンパク,抗体医薬及びmRNA等の新規モダリティの製剤化研究にも積極的に取り組み,生体内の必要な部位に効果的に薬剤をターゲティングするドラッグデリバリーシステム(DDS)など,製剤技術を進化させつつ,新規技術を融合することで革新的製品の創出にチャレンジしています.

    ■求めている研究者のイメージ

    ・薬学・工学・バイオサイエンス・データサイエンスなど多様なバックグラウンドに根差しながら,更なる専門性・独創性を高めるために常に自分を磨き続ける強い意志を持った研究者.
    ・専門領域や既成概念に捉われず柔軟な思考ができることで,真に必要とされる社会ニーズを掘り起こし,激しい環境変化の中でも失敗を恐れずに積極的にチャレンジできる研究者.
    ・自分自身の現状(強み弱み)と求められる役割を理解し,仕事を通して個人と組織の成長を結び付けたり,「医療に関わる者の使命」を深く理解して社会に貢献していくことに,「責任」と「覚悟」をもって邁進できる自律した研究者.

  • ■業務概要

    ・創薬研究~医薬品承認まで製品品質の一貫性、安全性、有効性を担保するための分析・物性評価研究、品質マネジメントを戦略的に行う部署です。品質を創りあげるための分析研究力、レギュラトリーサイエンスの知識により新たな製品価値を創造します。優れた品質を持つ製品を世に出すためのアクションを、効率的かつスピード感を持って実施し、製品の価値を最大化することをミッションとしています。
    ・低分子、中分子(核酸・ペプチド)、抗体・ワクチンなどのバイオ医薬品まで、全ての製品に対し品質を戦略的に創り込み、塩野義の品質をリードする組織になることを意識して日々業務に携わっています。
    ・「外部環境の変化を敏感に捉え、常に世の中に求められている研究開発を推進したい」との思いを大切にしています。シオノギが創製・開発する全ての製品の「品質設計に携わっているという使命感」と「品質を創りあげているという誇り」、他者に負けない「分析研究力」と「レギュラトリーサイエンス力」を常に意識しながら、日々の研究に取り組んでいます。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・薬学・工学・バイオサイエンスなど様々なバックグラウンドを持ち、科学に興味を持って自分を成長させたい研究者。
    ・グローバル開発品も多く、世界で活躍したい気持ちを大切にしている研究者。
    ・失敗を恐れず常にチャレンジ精神を持って「自らが研究開発した製品を患者さまにお届けしたい」という強い意思を持つ研究者。

  • ■業務概要

    探索研究においては、新規技術を活用・構築しつつ臨床ニーズに合致した創薬標的因子を探索/同定し、新薬の種を獲得することが目標です。このような新規因子を標的とするため、核酸・抗体・ワクチンなどのバイオモダリティを活用した革新的な新薬創製を担当しています。当該分野では、薬効評価などの創薬研究はもちろん、臨床開発や製造にも幅広く貢献しています。シオノギ独自の化学修飾を基盤とした多様な生理機能を制御できる核酸医薬創製プラットフォーム、GPCRやイオンチャネルなどの高難易度標的に対しても効率的に阻害/中和抗体を取得できる技術、独自性の高い昆虫細胞を用いたワクチン創製技術などを強みとしています。また、COVID-19ワクチンを筆頭に、製品開発・工業化研究にも取り組んでいます。主に、バイオ原薬(有効成分)の製造法開発も担当しています。創薬研究の初期段階から医薬品候補の創製を推進し、またその後の治験原薬・治験薬の製造および臨床試験への供給,最終的にはバイオ医薬品の商用生産につなげていきます。

    •バイオ医薬研究開発においては、患者様のニーズに応える画期的な医薬品の創出が重要です。モダリティ技術(核酸・mRNA・抗体・タンパクワクチンなど)を磨き、標的の探索から医薬候補品創出まで幅広く創薬研究を行っています。

    •バイオ原薬製造法開発においては、迅速な原薬供給かつ経済性の高い(コスト削減)製造法開発が重要です。これらを達成してくための技術研究を行っています。

    •バイオ医薬品の薬理作用を最適化するためには、必要に応じたアジュバント選定やドラッグデリバリーシステム(DDS)の活用が非常に重要です。創薬研究段階から、アジュバント選定やDDSの研究を行っています。

    • 低分子研究同様、バイオ研究においても、シオノギ独自の強みを持ち、世界をリードし、世の中に貢献できる研究者集団を目指したチャレンジを行っています。

    ■求めている研究者のイメージ

    ・研究に確固たる目的を持ち、研究を心から楽しめる研究者。

    ・新しいことに挑戦することが大好きな研究者。

    ・シオノギに新たな風を巻き起こし、諦めることなく未来を切り拓ける研究者。

■ 働く環境・風土

最新鋭の研究設備が揃っているほか、自然にシナジーが生まれるようにオープン空間の多い構造になっています。さまざまな分野の専門性が重なり、オリジナリテイの高い研究が進められています。多様な専門性が織りなす、新研究棟「EDIT(エディット)」。たくさんの知恵と技術を編み上げて、ひとつのものを作っていくという思いを込めて、新研究棟を「EDIT=編み上げる」と命名。外壁には、分銅マークをモチーフにした編み込み模様がデザインされています。
最新鋭の研究設備が揃っているほか、自然にシナジーが生まれるようにオープン空間の多い構造になっています。さまざまな分野の専門性が重なり、オリジナリテイの高い研究が進められています。多様な専門性が織りなす、新研究棟「EDIT(エディット)」。たくさんの知恵と技術を編み上げて、ひとつのものを作っていくという思いを込めて、新研究棟を「EDIT=編み上げる」と命名。外壁には、分銅マークをモチーフにした編み込み模様がデザインされています。

■  学会活動の様子

  SHIONOGI研究員のトピックスを中心に紹介します。

  • ■2023年度

    ・第143年会 日本薬学会創薬科学賞 新規シデロフォアセファロスポリン抗菌薬セフィデロコルの創製

    製剤機械技術学会仲井賞  「ビーズミルを用いたコンタミレスナノ結晶製剤の製造法開発」

    ・第50回日本毒性学会 招待講演 「抗インフルエンザ薬バロキサビルマルボキシルの開発における毒性学的考察」

    ・ Society of Toxicologic Pathology (STP) Annual Symposium 招待講演 「Drug-induced Kupffer cell/macrophage lesions associated with micro-crystal accumulation in the liver of Sprague-Dawley rat」

  • ■2022年度

    ・日本化学会 第102春季年会 イノベーション共創プログラム(CIP)ポスター発表 優秀講演賞(産業) 「テイラー渦を⽤いた液-液2相系フローアルキル化反応と連続晶析の統合」

    ・第49回日本毒性学会学術年会 優秀研究発表賞 「小児用医薬品の幼若ラットにおける社会性行動への影響について」

    ・日本薬学会 医薬化学部会賞 「3CL プロテアーゼをターゲットとしたCOVID-19治療薬S-217622 の創製」

    ・日本薬剤学会 第47回製剤・創剤セミナー Postdoctoral Presentation Award 「効率的な錠剤データベースの構築及び解析による重要品質特性の予測」

    ・日本薬剤学会 第47回製剤・創剤セミナー Postdoctoral Presentation Award 「医薬品製造プロセス中における分子複合体のin situ形成と挙動解析」

  • ■2021年度

    ・第68回(令和3年度) 大河内記念技術賞 「新規メカニズムに基づく抗インフルエンザ薬の創製と開発」

    ・日本薬学会第142年会 日本薬学会創薬科学賞 「インフルエンザ・キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬  バロキサビルマルボキシルの創薬と開発」

    ・第48回日本毒性学会学術年会 優秀研究発表賞 「ユーロガイドに準拠したケージでペア飼育したイヌの社会行動解析による薬剤誘発性の精神障害評価の試み」

    ・日本ペインクリニック学会 第55回学術集会 優秀演題 「ラットのトラマドール誘発性便秘に対する末梢性μオピオイド受容体拮抗薬ナルデメジンの薬効」

  • ■2020年度

    ”Most Original and Most Significant Scientific Findings”  Journal of Pharmaceutical Sciences 「Successful prediction of human PK profiles for drug candidate selection: novel modeling for PBPK approach using human iPS cell derived intestinal epithelial cells」

    ”ECNP Poster Awards”  European College of Neuropsychopharmacology Congress(ECNP2020) 「Comprehensive evaluation of the analytic pipelines for major depressive disorder classifier based on resting state fMRI」

    ・日本薬学会 創薬科学賞 「末梢性μオピオイド受容体拮抗薬ナルデメジンの創薬研究」

    ・日本薬学会 医薬化学部会賞 「新規シデロフォアセファロスポリン抗菌薬 セフィデロコル(Cefiderocol)の創製 」

    ・日本薬剤学会 2020年度製剤の達人

  • ■2019年度

    ・第15回日本エイズ学会 学会賞(シミック賞) 「シオノギ医科学研究所の思い出とHIV-1インテグラーゼ阻害剤ドルテグラビルの創薬へとつながった基礎研究」

    ・日本薬学会 医薬化学部会賞 「新規メカニズムを有する抗インフルエンザ薬・Baloxavir Marboxilの創製」

    ・第10回日本安全性薬理研究会学術年会 優秀研究発表賞 「Nav1.5 イオンチャネル電流の増大がモルモットにおける複合的な不整脈に寄与する」

    ・第24回心臓リハビリテーション学術集会 招待講演 「骨格筋量の調節機構、およびサルコペニアの治療に向けた創薬研究の進捗」

    ・日本プロセス化学会 ウィンターシンポジウム 招待講演 「抗インフルエンザ薬 バロキサビル マルボキシルのプロセスの開発」

    ・日本プロセス化学会 ウインターシンポジウム 招待講演 「原薬の製造法開発において見出された課題と、課題克服に向けたチャレンジ」

    ・第20回製剤機械技術シンポジウムプログラム 招待講演 「無菌凍結乾燥製剤設計・開発のためのリスクベースアプローチ」

    ・日本薬剤学会 第44回製剤・創剤セミナー Postdoctoral Presentation Award 「凍結乾燥過程のスケールアップ理論 に関する研究―乾燥抵抗等価モデルとプロセス分析技術」

■ 研究所のPhilosophy

新しいことに挑む、探究心と、研究者としての信念。抗HIV薬やインフルエンザ薬など、世界で評価されている薬がいくつかありますが、スタートは『どこもやっていないからやってみよう』という研究者の探究心。難しいからやらないではなく、難しいからやってみたいというのがSHIONOGI流。勿論、前例のないことへの挑戦は困難を伴います。でも、誰も簡単には諦めない。一度、手を付けたら、最大限努力し、創薬プログラムを前進させたいとの強い信念は、SHIONOGI研究所に深く根付くフィロソフィー。
新しいことに挑む、探究心と、研究者としての信念。抗HIV薬やインフルエンザ薬など、世界で評価されている薬がいくつかありますが、スタートは『どこもやっていないからやってみよう』という研究者の探究心。難しいからやらないではなく、難しいからやってみたいというのがSHIONOGI流。勿論、前例のないことへの挑戦は困難を伴います。でも、誰も簡単には諦めない。一度、手を付けたら、最大限努力し、創薬プログラムを前進させたいとの強い信念は、SHIONOGI研究所に深く根付くフィロソフィー。

■  執筆活動の様子

  SHIONOGI研究員のトピックスを中心に紹介します。

  • ■2023年度

    ・Exploration of electroencephalogram response to MPH treatment in ADHD patients. Psychiatry Res Neuroimaging. 2023 Jul;332:111631.

    ・Formation of Hemihydrate Crystal form Overcomes Milling Issue Induced by Exposed Functional Groups on Cleavage Plane for a Y5 Receptor Antagonist of Neuropeptide Y. J Pharm Sci. 2023 Apr 24:S0022-3549(23)00159-4. doi: 10.1016/j.xphs.2023.04.012.

    ・Cefiderocol For Injection: Compatibility Testing Using the MINI-BAG Plus Container System and the VIAL-MATE Adaptor. Journal of Pharmacy Technology,  First published online June 19, 2023

    ・A Quantum Mechanics-Based Method to Predict Intramolecular Hydrogen Bond Formation Reflecting P-glycoprotein Recognition ACS Med. Chem. Lett. 2023, 14, 2, 223–228.

    ・Origin of the kinetic HDAC2-selectivity of an HDAC inhibitor Journal of Computational Chemistry – Wiley Online Library, Volume44, Issue18, Pages 1604-1609

    ・Discovery and structure-activity relationship study of 2-piperazinyl-benzothiazole derivatives as potent and selective PPARδ agonists Bioorganic & Medicinal Chemistry, Volume 82, 15 March 2023, 117215

    ・Development of a Manufacturing Process toward the Convergent Synthesis of the COVID-19 Antiviral Ensitrelvirs ACS Cent. Sci. 2023, 9, 836−843.

    ・Honeycomb reactor: a promising device for streamlining aerobic oxidation under continuous-flow conditions Beilstein J. Org. Chem. 2023, 19, 752-763.

    ・An Effective Additive for Introducing the Triazole Unit of Ensitrelvir: Combination of LiCl and Et3N to Easily Generate Lithium Triazinolate . Synthesis 2023, 55 DOI: 10.1055/a-2085-6342.

    ・Evaluation of an Integrin αvβ3 Radiotracer, [18F]F-FPP-RGD2, for Monitoring Pharmacological Effects of Integrin αv siRNA in the NASH Liver. Nuclear Medicine and Molecular Imaging (2023)

  • ■2022年度

    ・Discovery of S-217622, a Noncovalent Oral SARS-CoV-2 3CL Protease Inhibitor Clinical Candidate for Treating COVID-19, J. Med. Chem., 2022, 65, 6499–6512.

    ・Pocket-to-Lead: Structure-Based De Novo Design of Novel Non-peptidic HIV-1 Protease Inhibitors Using the Ligand Binding Pocket as a Template, J. Med. Chem. 2022, 65, 8, 6157–6170.

    ・CCR8-targeted specific depletion of clonally expanded Treg cells in tumor tissues evokes potent tumor immunity with long-lasting memory. Proc Natl Acad Sci U S A. 2022 Feb 15;119(7):e2114282119.

    ・The impact of CCR8+ regulatory T cells on cytotoxic T cell function in human lung cancer. Sci Rep. 2022 Mar 30;12(1):5377. 

    ・Immunogenicity and protective efficacy of SARS-CoV-2 recombinant S-protein vaccine S-268019-b in cynomolgus monkeys. Vaccine. 2022 Jun 6:S0264-410X(22)00718-6.

    ・Phase 1/2 clinical trial of COVID-19 vaccine in Japanese participants: A report of interim findings. Vaccine. 2022 Jun 15;40(27):3721-3726.

    ・Effect of niacin supplementation on nausea-like behaviour in an isoniazid-induced mouse model of pellagra. Br J Nutr. 2022 Apr 14;127(7):961-971.

    ・Optimization of Cyclic Peptide Property Using Chromatographic Capacity Factor on Permeability of Passive Cell Membrane and Human Induced Pluripotent Stem Cell-Derived Intestinal Membrane. J Pharm Sci. 2022 Apr 3:S0022-3549(22)00148-4.

    ・Characterisation of cefiderocol-non-susceptible Acinetobacter baumannii isolates from Taiwan. J Glob Antimicrob Resist. 2022 Mar;28:120-124. 

    ・In vivo monitoring of viable bacteria by SPECT using 99mTc-HYNIC(GH)2-UBI 29-41 and 99mTc-HYNIC(Tricine)2-UBI 29-41 in infected mice. J Appl Microb Res 2022 Feb 23:Vol: 5 Issu: 1 (01-07)

    ・Analysis of the gut microbiome to validate a mouse model of pellagra. Biosci Microbiota Food Health. 2022;41(2):73-82.

    ・Suspected spontaneous hyperadrenocorticism in a young experimental beagle dog. J Toxicol Pathol. 2021 Jul;34(3):261-267.

    ・Microphysiological Systems Evaluation: Experience of TEX-VAL Tissue Chip Testing Consortium. Toxicol Sci. 2022 Jun 11:kfac061.

    ・Imaging Mass Spectrometry (IMS) for drug discovery and development survey: Results on methods, applications and regulatory compliance. Drug Metab Pharmacokinet. 2022 Apr;43:100438.

    ・Peptide-to-Small Molecule: A Pharmacophore-Guided Small Molecule Lead Generation Strategy from High-Affinity Macrocyclic Peptides J. Med. Chem. 2022, 65, 15, 10655–10673

    ・Development of an Optimized Synthetic Process for an Antiobesity Drug Candidate (S-234462) Featuring Mild Chlorination of Benzoxazolone and In Situ IR Monitoring of a Mitsunobu Reaction Org. Process Res. Dev. 2022, 26, 8, 2483–2491.

    ・Addition Reaction of Alcohol to Isocyanate Catalyzed by Copper Present in Tap Water: Robust Manufacturing Process of Naldemedine Tosylate Org. Process Res. Dev. 2022, 26, 8, 2519–2525.

    ・Integration of Liquid–Liquid Biphasic Flow Alkylation and Continuous Crystallization Using Taylor Vortex Flow Reactors Org. Process Res. Dev. 2022, 26, 5, 1531–1544.

    ・Species difference in brain penetration of P-gp and BCRP substrates among monkey, dog and mouse. Drug Metab Pharmacokinet. 2022 Feb;42:100426.

    ・Crystallization of amorphous nifedipine under isothermal conditions: Inter-laboratory reproducibility and investigation of the factors affecting reproducibility. J. Pharm. Sci. (in press)

    ・Non-destructive quantitative analysis of pharmaceutical ointment by transmission Raman spectroscopy. Eur J Pharm Sci. 2022 Feb 1;169:106095.

    ・Optimization of Milling Parameters for Low Metal Contamination in Bead Milling Technology, BPB Reports. 5, 45-49.

    ・Nanocrystal Preparation of Poorly Water-Soluble Drugs with Low Metal Contamination Using Optimized Bead-Milling Technology, Pharmaceutics. 14(12), 2633.

    ・Processing parameters and ion excipients affect the physicochemical characteristics of the stereocomplex-formed polylactide-b-polyethylene glycol nanoparticles and their pharmacokinetics. Pharmaceutics. 2022, 14, 568.

    ・A dense layer of polyethyleneglycol and zwitterionic bone targeting peptide on the surface of stereocomplex polylactide-polyethyleneglycol nanoparticles improves shelf-storage stability and the serum compatibility. J. Pharm. Sci. 2022, 111, 2888-2897.

    ・Usefulness of 18F-FPP-RGD2 PET in pathophysiological evaluation of lung fibrosis using a bleomycin-induced rat model. Eur J Nucl Med Mol Imaging. 2022 Nov;49(13):4358-4368.

    ・Event-related microstate dynamics represents working memory performance. Volume 263, November 2022, 119669.

  • ■2021年度

    ・Controlling one’s world: Identification of sub-regions of primate PFC underlying goal-directed behavior. Neuron. 2021 Aug 4;109(15):2485-2498.e5.

    ・Histone Deacetylase 2 Knockdown Ameliorates Morphological Abnormalities of Dendritic Branches and Spines to Improve Synaptic Plasticity in an APP/PS1 Transgenic Mouse Model. Front Mol Neurosci. 2021 Nov 24;14:782375. 

    ・Comprehensive assessment of amino acid substitutions in the trimeric RNA polymerase complex of influenza A virus detected in clinical trials of baloxavir marboxil. Influenza Other Respir Viruses. 2021 May;15(3):389-395.

    ・Balancing potency and basicity by incorporating fluoropyridine moieties: Discovery of a 1-amino-3,4-dihydro-2,6-naphthyridine BACE1 inhibitor that affords robust and sustained central Aβ reduction. Eur J Med Chem. 2021 Apr 15;216:113270.

    ・5-Hydroxymethyltubercidin exhibits potent antiviral activity against flaviviruses and coronaviruses, including SARS-CoV-2. iScience. 2021 Oct 22;24(10):103120.

    ・S-540956, a CpG Oligonucleotide Annealed to a Complementary Strand With an Amphiphilic Chain Unit, Acts as a Potent Cancer Vaccine Adjuvant by Targeting Draining Lymph Nodes. Front Immunol. 2021 Dec 23;12:803090.

    ・In Vitro Activity and In Vivo Efficacy of Cefiderocol against Stenotrophomonas maltophilia. Antimicrob Agents Chemother. 2021 Mar 18;65(4):e01436-20. 

    ・Pharmacokinetic-pharmacodynamic modeling for hepatic delivery and efficacy of antisense oligonucleotides with lipophilic ligands in mice. Biopharm Drug Dispos. 2021 Apr;42(4):178-187. 

    ・Co-amorphous formation of piroxicam-citric acid to generate supersaturation and improve skin permeation. Eur J Pharm Sci. 2021 Mar 1;158:105667. 

    ・A Practical Transferring Method from Batch to Flow Synthesis of Dipeptides via Acid Chloride Assisted by Simulation of the Reaction RateQuick View Other Sources, Chemistry Letters, 2021, 50, 1254-1258.

    ・Development of a Liquid-​Liquid Biphasic Reaction Using a Taylor Vortex Flow Reactor Quick View Other Sources, Asian Journal of Organic Chemistry, 2021, 10 1414-1418.

    ・Selective blockade of transient receptor potential vanilloid 4 reduces cyclophosphamide-induced bladder pain in mice. Eur J Pharmacol. 2021 May 15;899:174040.

    ・Ezh1 regulates expression of Cpg15/Neuritin in mouse cortical neurons. Drug Discov Ther. 2021 May 11;15(2):55-65.

    ・Histone Deacetylase 2 Knockdown Ameliorates Morphological Abnormalities of Dendritic Branches and Spines to Improve Synaptic Plasticity in an APP/PS1 Transgenic Mouse Model. Front Mol Neurosci. 2021 Nov 24;14:782375.

    ・Histone Deacetylase Inhibitor Improves the Dysfunction of Hippocampal Gamma Oscillations and Fast Spiking Interneurons in Alzheimer’s Disease Model Mice. Front Mol Neurosci. 2021 Dec 23;14:782206.

    ・Characterization of the In Vitro and In Vivo Efficacy of Baloxavir Marboxil against H5 Highly Pathogenic Avian Influenza Virus Infection. Viruses. 2022 Jan 8;14(1):111.

    ・MRC5 cells engineered to express ACE2 serve as a model system for the discovery of antivirals targeting SARS-CoV-2. Sci Rep. 2021 Mar 8;11(1):5376.

    ・Hydroxymethyltubercidin exhibits potent antiviral activity against flaviviruses and coronaviruses, including SARS-CoV-2. iScience. 2021 Oct 22;24(10):103120.

    ・In Vitro Activity and In Vivo Efficacy of Cefiderocol against Stenotrophomonas maltophilia. Antimicrob Agents Chemother. 2021 Mar 18;65(4):e01436-20.

    ・Acetyl-CoA carboxylase 2 inhibition reduces skeletal muscle bioactive lipid content and attenuates progression of type 2 diabetes in Zucker diabetic fatty rats. Eur J Pharmacol. 2021 Nov 5;910:174451.

    ・Bacterial mutagenicity test data: collection by the task force of the Japan pharmaceutical manufacturers association. Genes Environ. 2021 Sep 30;43(1):41. 

    ・Handling unstable analytes: literature review and expert panel survey by the Japan Bioanalysis Forum Discussion Group. Bioanalysis. 2022 Feb;14(3):169-185.

    ・Highlights of the 12th Japan Bioanalysis Forum Symposium. Bioanalysis. 2021 Nov;13(22):1653-1657. 

    ・Pharmacokinetic and pharmacodynamic analysis of baloxavir marboxil, a novel cap-dependent endonuclease inhibitor, in a murine model of influenza virus infection. J Antimicrob Chemother. 2021 Jan 1;76(1):189-198.

    ・Orthogonal characterization and pharmacokinetic studies of polylactide-polyethyleneglycol polymeric nanoparticles with different physicochemical properties. Int. J. Pharm. 2021, 608, 121120.

    ・Synthesis of a dipeptide by integrating a continuous flow reaction and continuous crystallization Chemical Engineering Research and Design 2021, 175, 259-271.

    ・Development of Novel Bead Milling Technology with Less Metal Contamination by pH Optimization of the Suspension Medium, Chem Pharm Bull. 69(1), 81-85.

    ・Efficient Synthesis of Acrylates Bearing an Aryl or Heteroaryl Moiety: One-Pot Method from Aromatics and Heteroaromatics Using Formylation and the Horner-Wadsworth-Emmons Reaction Heterocycles 2021, 102, 527-533.

  • ■2020年度

    ・Baloxavir Marboxil for Prophylaxis against Influenza in Household Contacts. N Engl J Med. 2020 Jul 23;383(4):309-320.

    ・Early treatment with baloxavir marboxil in high-risk adolescent and adult outpatients with uncomplicated influenza (CAPSTONE-2): a randomised, placebo-controlled, phase 3 trial. Lancet Infect Dis. 2020 Oct;20(10):1204-1214.

    ・Baloxavir treatment of ferrets infected with influenza A(H1N1)pdm09 virus reduces onward transmission. PLoS Pathog. 2020 Apr 15;16(4):e1008395.(collaboration with Roche Ltd, Imperial College London and Melbourne WHO Collaborating Centre)

    ・Discovery of 2-Sulfinyl-Diazabicyclooctane Derivatives, Potential Oral β-Lactamase Inhibitors for Infections Caused by Serine β-Lactamase-Producing Enterobacterales. J Med Chem. 2021 Jul 8;64(13):9496-9512.

    ・Macrocyclic Peptides as a Novel Class of NNMT Inhibitors: A SAR Study Aimed at Inhibitory Activity in the Cell. ACS Med Chem Lett. 2021 Jun 2;12(7):1093-1101.

    ・Synthesis of 2-Thio-Substituted 1,6-Diazabicyclo[3.2.1]octane Derivatives, Potent β-Lactamase Inhibitors. J Org Chem. 2020 Aug 7;85(15):9650-9660.

    ・Diacylglycerol acyltransferase 1/2 inhibition induces dysregulation of fatty acid metabolism and leads to intestinal barrier failure and diarrhea in mice. Physiol Rep. 2020 Aug;8(15):e14542.

    ・Immunotherapeutic potential of CD4 and CD8 single-positive T cells in thymic epithelial tumors. Sci Rep. 2020 Mar 4;10(1):4064.(collaboration with Osaka University)

    ・Introduction of a Thio Functional Group to Diazabicyclooctane: An Effective Modification to Potentiate the Activity of β-Lactams against Gram-Negative Bacteria Producing Class A, C, and D Serine β-Lactamases. ACS Infect Dis. 2020 Nov 13;6(11):3034-3047.

    ・The elucidation of key factors for oral absorption enhancement of nanocrystal formulations: In vitro-in vivo correlation of nanocrystals. Eur J Pharm Biopharm. 2020 Jan;146:84-92.

    ・Adult Zebrafish Model for Screening Drug-Induced Kidney Injury. Toxicol Sci. 2020 Apr 1;174(2):241-253.

    ・Quantitative evaluation of hepatic integrin αvβ3 expression by positron emission tomography imaging using 18F-FPP-RGD2 in rats with non-alcoholic steatohepatitis. EJNMMI Res. 2020 Oct 7;10(1):118.

    ・Pharmacological MRI responses of raclopride in rats: The relationship with D2 receptor occupancy and cataleptic behavior. Synapse. 2020 Dec;74(12):e22180.

    ・Pharmacological MRI responses of raclopride in rats: The relationship with D2 receptor occupancy and cataleptic behavior. Synapse. 2020 Dec;74(12):e22180.

    ・Tri-antennary tri-sialylated mono-fucosylated glycan of alpha-1 antitrypsin as a non-invasive biomarker for non-alcoholic steatohepatitis: a novel glycobiomarker for non-alcoholic steatohepatitis. Sci Rep. 2020 Jan 15;10(1):321.

    ・Management of the Heat of Reaction under Continuous Flow Conditions Using In-​Line Monitoring Technologies Quick View Other Sources, Organic Process Research & Development, 2020, 24, 1095

    ・Investigation into an Unexpected Impurity: A Practical Approach to Process Development for the Addition of Grignard Reagents to Aldehydes Using Continuous Flow Synthesis, Organic Process Research & Development, 2020, 24, 405

    ・Management of the Heat of Reaction under Continuous Flow Conditions Using In-Line Monitoring Technologies. Organic Process Research & Development, 2020, 24, 1095

    ・Development of Manufacturing Processes for Carboxylic Acid Key Intermediate of Lusutrombopag: One-pot Reaction Process of Formylation and Horner-Wadsworth-Emmons Reaction. Organic Process Research & Development, 2020, 24, 2651

    ・Impact of insoluble separation layer mechanical properties on disintegration and dissolution kinetics of multilayer tablets. Pharmaceutics, 2020, 12, 495

    ・Development of Novel Bead Milling Technology with Less Metal Contamination by pH Optimization of the Suspension Medium. Chem Pharm Bull (Tokyo). 2021;69(1):81-85. 

    ・Collaborative Study to Validate Purity Determination by 1H Quantitative NMR Spectroscopy by Using Internal Calibration Methodology. Chem Pharm Bull (Tokyo). 2020 Sep 1;68(9):868-878. ※Highlighted paper selected by Editor-in-Chief

    ・Impact of insoluble separation layer mechanical properties on disintegration and dissolution kinetics of multilayer tablets, Pharmaceutics, 12, 495, 2020.

    ・特集 医薬品開発におけるシミュレーション技術 ⑤セルラーオートマタを用いた製剤の崩壊および溶出挙動の予測技術.PHARM TECH JAPAN, 2020, 36 (No.8), 31-36.

    ・生命とは何か?生命・病気・死の新しい人間モデル―人工知能とバイオエレクトロニック医学の研究者たちの挑戦 (その4) 最終回.PHARM TECH JAPAN, 2020, 36 (No.4), 111-114.

    ・生命とは何か?生命・病気・死の新しい人間モデル―人工知能とバイオエレクトロニック医学の研究者たちの挑戦 (その3).PHARM TECH JAPAN, 2020, 36 (No.1), 145-148.

  • ■2019年度

    ・Combination treatment with the cap-dependent endonuclease inhibitor baloxavir marboxil and a neuraminidase inhibitor in a mouse model of influenza A virus infection. J Antimicrob Chemother. 2019 Mar 1;74(3):654-662. 

    ・Discovery of naldemedine: A potent and orally available opioid receptor antagonist for treatment of opioid-induced adverse effects. Bioorg Med Chem Lett. 2019 Jan 1;29(1):73-77.

    ・Synthesis and evaluation of in vivo anti-hypothermic effect of all stereoisomers of the thyrotropin-releasing hormone mimetic: Rovatirelin Hydrate. J Pept Sci. 2019 Dec;25(12):e3228.

    ・New insight into transdermal drug delivery with supersaturated formulation based on co-amorphous system. Int J Pharm. 2019 Oct 5;569:118582.

    ・Quantifying Protein-Specific N-Glycome Profiles by Focused Protein and Immunoprecipitation Glycomics. J Proteome Res. 2019 Aug 2;18(8):3133-3141. 

    ・Practical and Scalable Synthetic Method for Preparation of Dolutegravir Sodium: Improvement of Synthetic Route for Large-scale Synthesis. Organic Process Research & Development, 2019, 23, 558.

    ・Temperature Measurement by Sublimation Rate as a Process Analytical Technology Tool in Lyophilization. J Pharm Sci. 2019 Jul;108(7):2305-2314.

    ・Recent Development of Optimization of Lyophilization Process., J. Chem., Volume 2019, Article ID 9502856, 14 pages.

    ・生命とは何か?生命・病気・死の新しい人間モデル―人工知能とバイオエレクトロニック医学の研究者たちの挑戦 (その2).PHARM TECH JAPAN, 2019, 35 (No.15), 89-96.

    ・生命とは何か?生命・病気・死の新しい人間モデル―人工知能とバイオエレクトロニック医学の研究者たちの挑戦 (その1).PHARM TECH JAPAN, 2019, 35 (No.14), 55-62.

    ・Practical Synthetic Method for the Preparation of Pyrone Diesters: An Efficient Synthetic Route for the Synthesis of Dolutegravir Sodium Org. Process Res. Dev. 2019, 23, 4, 565–570.

SHIONOGIらしさ?

■ 低分子創薬力
SHIONOGIには、低分子創薬という明確な強みがあり、実際、継続的に新薬を創出できる『創薬のプラットフォーム』を持っています。近年では、この強みを生かして、次世代の創薬技術として注目を集めている中分子創薬・核酸創薬に着手、対象疾患領域を拡大しています。世界中の患者さまへ『新薬を提供することで生きる喜びをもたらす』ことを使命として、SHIONOGI研究員は創薬研究に日夜励んでいます。

■ 研究⼼を尊重する⾵⼟
画期的な新薬を創出するためには、研究者の純粋な探究心、情熱、実行力、そして研究者同士の連携が大切です。SHIONOGIには、研究者が主体的に新規研究テーマを提案する風土が根付いており、日々研究に没頭できる環境があります。また、最新研究設備を誇るSHIONOGI医薬研究センター(SPRC:スパーク)を拠点としたアカデミアとのオープンイノベーションを通じて、国内外の研究者との交流も行なっており、研究所内外の研究者と切磋琢磨できます。

ヤリガイ?

先輩研究員からのコメント

■「世界中の病気で苦しむ患者さまの治療に貢献したい」との思いを胸に⽇々研究に没頭できる。

■ 専⾨領域の異なる研究員と⽇々交流しながら、誰もやったことのない研究に挑戦できる。

■ 充実した育成制度のもと、研究員⼀⼈ひとりが⾃⾝の「強み」を発揮しながら成⻑できる。

■ 創薬研究の厳しさを体感しつつも、直属の上司に相談の上、自律的に研究業務を実施できる。

■ 仕事とプライぺートを、しっかり両立させた研究生活が送れる。

■ ON・OFF(メリハリ)が明確で働きやすい。計画的な休暇を取得しやすい。

■ 仲間と一緒に、大きな目標(患者さまに新しい医薬品を届ける)に向かって挑戦できる。

職場の雰囲気

先輩研究員からのコメント

■ 新規技術の開発等、大学で学んできた研究の成果が”カタチ”になるのを目の当たりにできる。

■ 他部署との関わりが多く、たくさんの仲間と同じ目的に向かって取り組み、達成する喜びを得ることができます。

■ ライフスタイルに合わせた働き方 (勤務時間の調整や有給の取得) が出来るのはもちろん、自分の理想のキャリアプランを支援してもらえる。自己支援制度が充実していることに加え,学んだことを仕事に活かせる環境がある。

■ 常に、最もよい薬を「造る」という理念に向かって年次、職位関係なく活発に発言、提案しながら仕事ができる。

■ 普段の仕事の範囲を超えて自分の”叶えたい”を実現するため、チームを発足し、プロジェクトを運営することを支援してもらえる。

■ 重要なプロジェクトに対しても、年次関係なく自ら立候補することで参加できる機会がある。

■ 自社内だけでなく、国内外の様々な企業と提携しながら仕事をするため、語学力やビジネススキル等の研究以外のスキルを身につけることができる。

■ スキル、経験が豊富な先輩達と仕事することで自分にはない様々なことを吸収できる。

研究本部長からのメッセージ

SHIONOGIは独自の研究システムにより、脂質異常症治療薬『クレストール』、HIV感染症治療薬『テビケイ』、インフルエンザ治療薬『ゾフルーザ』のような画期的な医薬品を数多く創出してきました。

若い人からベテランまで自由闊達にアイデアが出せる土壌と、各部署が垣根なく密接に連携できる風土競争力の源泉としています。

市場では低分子化合物ばかりがクローズアップされていますが、抗体・核酸・ペプチドといった中高分子医薬品やワクチンへの取り組み、iPS細胞やバイオインフォマティクスなどの最先端創薬技術においても高い競争力を有しています。

また、2020年7月に発表した新中期経営計画(STS2030:Shionogi Transformation Strategy 2030)では、創薬型製薬企業として更に深化するとともに、医薬品の提供だけに留まらない総合的なヘルスケアサービスプロバイダーへ変容することを宣言しています。そこでは、予防・診断・治療・予後といった全てのステージにおける健康への取り組みが有機的に統合され、健康な人から重症患者まであらゆる人を病の不安から救うという究極の目標を設定しています。

これを実現するには、長期にわたるイノベーションへの粘り強い挑戦と、多種多様な研究分野の専門家による知恵と経験を結集した総合科学力が必要です。最新研究設備を誇るシオノギ医薬研究センター(SPRC:スパーク)を拠点として、SHIONOGI研究員は創薬研究に日夜励んでいます。世界を自分の手で変えたいと思っている皆さん、我々とともに新たな目標に挑戦しましょう。

■ 先輩研究員からひと言

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  • 現在の業務内容

    新しい中枢神経薬を創出するためのプログラムに携わり、そのメディシナルケミストリーをリードしています。メディシナルケミストリーというのは、どのような化合物が目的の薬理活性や優れた体内動態、安全性を有している考察・デザインし実際に合成する仕事です。ゴールは、短期的には臨床試験を行うことができる優れた化合物を見つけることで、最終的には、私たちが創出した化合物で病気で困っている患者さんを助けることです。

    学生へひと言

    学生の頃、会社では決められた実験をこなすばかりで、アカデミアのように自由な研究はできないかもしれないと少なからず思っていました。SHIONOGIは違いました。患者さんのために良い薬を創るという目標に向かって、一人一人がどのような研究をすべきか考え、自分たちのアイデアと工夫で毎日Scienceに取り組んでいます。私たちと一緒に創薬をしましょう。

HP
  • 現在の業務内容

    オミックス技術を用いて生体内のタンパク質や核酸を解析し、認知症や疼痛疾患に関係するバイオマーカーの探索や検証に取り組んでいます。見出したバイオマーカーを活用することで、薬剤が有効な患者さんの選別や、薬効の評価を可能にし、臨床試験の成功確率向上を目指しています。

    学生へひと言

    SHIONOGIには創薬研究に没頭できる環境が整っています。研究所には、様々な分野の専門家が所属しており、困ったことがあれば気軽に相談して問題を解決することができます。また、社内だけでなく、海外の研究機関と共同研究を実施することもあり、刺激的な研究ライフを送ることができます。皆さんと一緒に仕事ができるのを楽しみに待っています。

HP
  • 現在の業務内容

    私は入社以来、感染症治療薬の創製に向けて有効性と安全性を両立する化合物の体内動態最適化に取り組んでおります。HIVに感染された患者さんは生涯に渡り治療薬を飲み続ける必要があります。HIV治療薬を服用される患者さんの利便性を向上するために、服用回数の低減を可能とする長期作用型の注射剤に興味を持ち、注射剤として1か月以上に1回の投与で治療可能な抗HIV薬の創製プログラムに入社2年目から携わることができました。このような注射剤の開発においては、限られた投与量で長期に渡り薬効を発揮し続ける化合物が求められますが、ここで重要となるのがヒトで薬効が期待できる化合物の血漿中濃度推移の予測になります。化合物選抜過程では血漿中濃度推移に動物間で大きな差が認められ、ヒト血漿中濃度の予測が困難でした。このような厳しい状況下でも先輩研究者のご指導の下、種々の仮説を基に実験を重ね、得られたデータから責任を持って創薬の継続可否にかかわる重要な判断をできたことは大変貴重な経験になったと認識しております。

    学生へのひと言

    創薬研究では直面する課題に対して的確な解決策を講じ、時には創薬の継続可否にかかわる判断を下さなければならない状況に立つことがあります。当然のことながらこの過程には、責任感、判断力、不屈の精神が求められます。現在皆さんが取り組まれている研究において、仮説及び検証方法の設定、実験、データの考察、考察結果に基づくアクション等一連のサイクルを繰り返し行うことで研究の基礎が身に付きます。その際、自身の出すデータに責任を持ち、失敗を恐れずに挑戦、判断する訓練を重ねておくことが必ずや入社後に役立つと思います。SHIONOGIでは先輩研究者に相談しやすい環境が整っており、また各分野の専門家がチームを組んで一丸となって研究を進めています。時には納得いくまで熱く議論を交わし研究方針等を決定していきますが、そこにはベテランも若手も分け隔たりがありません。皆さんと共にチーム一丸となって、患者さんから真に求められる最も良い薬の創製、薬の価値最大化に向けて挑戦できる日々を楽しみにしております。

HP
  • 現在の業務内容

    インフォマティクスを駆使した、薬の標的分子探索や、新しい薬効評価系の構築を担当しています。社内では、日々、動画データやオミクスデータなど大量の実験データが出てきます。そうしたデータに対して、私はDeep learningなどの様々な解析技術を使いながら分析することで、新しい薬の創出や創薬研究の効率化につながる有益な情報を見つけ出そうとしています。

    学生へひと言

    SHIONOGIは、入社年に関係なく自分の専門性を発揮できるフラットな会社だと感じています。私はまだ入社2年目ですが、入社直後からインフォマティクスの専門性を活かし、様々な分野の研究者と協力しながら創薬研究に取り組む経験をしました。また、入社後も新しい専門性やスキルを身に着ける環境が整っているので、日々挑戦し成長したい方にはぴったりの会社だと思います。

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  • 現在の業務内容 

    がんに対する免疫応答を強く活性化するような核酸医薬品の薬理機序解析を行っています。免疫研究は未知の部分も多く、難しいところもありますが、そのぶん面白みもたくさんあります。私は専門が免疫ではないので、初めはその複雑さに頭をかかえることも多かったのですが、免疫スペシャリストの先輩方とディスカッションする中で、解決の糸口を探すことができました。今では免疫をコントロールできればほとんどの疾患が治るのではと夢見るほど奥深さを感じています。

    学生へひと言

    会社を選ぶうえで「何をするか」も重要ですが、同じくらいに「どんな人と働くか」も大切だと感じています。多種多様な考え方の人と仕事をする中で新しい気付きがあり、それが自身の成長に繋がってくると思います。入社面接では自分が見られていると構えてしまうかもしれませんが、「こっちも見ているぞ!」くらいの気持ちで臨むのも一つの方法かもしれません(笑)。

HP
  • 現在の業務内容

    現在は呼吸器疾患における新規治療薬の研究に携わっており、薬理を担当しています。魅力ある治療薬は何かを日々考えながら戦略立案や評価系の構築、モデルを用いた化合物の薬効評価などを行っています。私が所属しているグループは、研究所内でも異質で、疾患やモダリティに関する枠がありません。疾患とモダリティ、ターゲットの最適なマッチングを行い、患者さんの困りごとを改善できる治療薬の創製を目指しています。疾患に縛られず、SHIONOGIのモダリティ技術を駆使していかに最適なアプローチを選択するか、研究者としての能力が試されますが、薬理家としてはやりがいを感じる部署です。

    学生へひと言

    入社当時、最初に配属された部署は代謝性疾患を研究している部署でした。学生時代は中枢神経に関する研究していたため、全く異なる分野で自分が研究者としてやっていけるのか、不安に感じていたことを覚えています。実際に入社してみると、SHIONOGIではトレーナー制度があり、先輩社員が丁寧に指導してくださいますし、周囲にはさまざまなバックグラウンドを持った方がたくさんいますので、いろんなことを学びながら楽しく仕事に取り組むことができると思います。ですので、もし、今自分が研究している分野がSHIONOGIの研究分野と異なっていたとしても全く心配する必要はありません。また、新たにこんなことをやりたいという思いがある場合も、若手でも自由にチャレンジできる制度もあります。患者さんの困りごとを解決できる薬を作りたいという思いがある方は、ぜひ一緒に研究しましょう。

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  • 現在の業務内容

    私は計算化学やケモインフォマティクスと呼ばれる、コンピュータシミュレーションを活用した低分子デザインに取り組んでいます。一般的に低分子創薬では新規化合物のデザイン、合成、評価、解析といったサイクルを繰り返しながら化合物をより安全で確実に効く薬へと近づけていきます。私の仕事は様々なコンピュータシミュレーションの手法を活用して次に作るべき化合物を確度高く予測し、この創薬プロセスを加速させることです。少しでも早く、確実に、新薬を待つ患者様に薬を届けるという思いを持って日々業務に取り組んでいます。

    また、低分子創薬に限らず、現在われわれが力を入れているペプチド創薬についてもコンピュータシミュレーションを活用して創薬プロセスを加速させることができないか検討を続けています。

    学生へひと言

    いい結果が出ない時ほど辛抱強く試行錯誤を続ける事、時には仮説を疑って新しい事に恐れず挑戦する事、大学でも製薬会社でも研究を成し遂げるために必要な事は同じです。熱意をもって研究に取り組む皆さんをお待ちしています。

HP
  • 現在の業務内容

    疾患領域を超えて、創薬研究の推進に必要なモデル生物や評価ツールの開発を行っています。

    様々な疾患領域をその専門家と同等以上に理解しなければならないので大変ではありますが、創薬フローを変えることができる非常にやりがいのある業務です。

    学生へひと言

    学生時代の研究内容がSHIONOGIでの創薬研究にどう生きるのか心配しておられる方もいるかと思います。

    私も理学部だったので就活時代はずっとその点が心配でしたが、入社してからの勉強で十分間に合いますし、思わぬところに意外と学生時代の研究が生きる点があるなあと感じています。研究したい!という方は、ぜひ専門分野にとらわれずに応募していただけると嬉しいです。

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  • 現在の業務内容

    探索段階から開発品に至るまでの社内の新薬候補化合物の毒性評価を担当しています.自分で手を動かして実験することもあれば、試験を外部委託してデータを見て毒性判断をすることもあります.その他に,個人の研究として,上市品の副作用低減のための毒性機序解析の研究を行ったり,今年から,社内の研究PGの安全性担当者としてPG業務を行っています.

    学生へひと言

    安全性研究者として働く1番の魅力は,探索段階、開発段階、承認申請,上市後に至るまで,創薬の全ての過程に関われることだと思います.多様な業務があるので,学生時代の知識や技術によらず,入社後に新しい専門性を磨きながら創薬に貢献することができます.最近は,低分子の化合物だけではなく,ペプチド,核酸,抗体と,様々なモダリティの創薬に挑戦しているため,既存のプロセスに頼らず,新しい安全性評価を進めていく面白さもあります.皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています.

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  • 現在の業務内容

    主な業務は医薬品原薬の溶解度や物理化学安定性などの評価や改善となります。高い薬効を示す医薬品候補化合物でも、溶解度が低い場合などは体内に吸収されず期待される薬効が得られないことがあります。また、物理化学安定性が悪い医薬品は、患者さんの元に医薬品が届く前に薬効成分が分解してしまいます。これらの特性を正しく評価し改善するためには、化学や製剤に関する知識に加え、様々な分析装置に精通している必要があります。私の場合、大学時代に学んだ有機化合物の分子状態を解明する知識・技術が現在の業務に役立っています。また、所属するグループでは若いうちからプロジェクト担当を任せられ、私も2年目から社内の創薬プロジェクトだけでなく、海外の製薬企業や大学との共同研究を担当し、得られた成果は国際学会などで発表してきました。

    学生へのひと言

    私は工学部出身で、創薬に関する知識が全くなかったため入社前はかなり不安でしたが、実際は業務で必要な知識は入社後でも十分身に着けることができました。同じような不安を抱えている方は、入社後のことは気にせず、学生の間は色々なことにチャレンジし、目の前の課題に全力で取り組んだ方が今後のためになるかと思います。

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  • 現在の業務内容
    私の所属する製薬研究所はクスリの有効成分である原薬を適切な品質管理のもと,非臨床試験や臨床試験にタイムリーに供給する役割を担っています.昨年度の製造部門の分社化により,塩野義本体での原薬やその中間体の製造は海外も含む委託製造先にすべて任せることになりました.私はその中で原薬やその中間体の委託製造先の選定や進捗管理といったコーディネート業務を担当しています.

    海外を含む委託先とのやり取りの中では時に意図がうまく伝わらず,難しい交渉が必要となり,頭を悩ませることもしばしばありますが,他社や関係部署をうまく結び付けて,大きなプロジェクトを推進させることに大きなやりがいを感じています.

    学生へひと言
    学生の方へはぜひ,「伝えること」を意識していただきたいと思います.会社では大学の研究室とは違い,専門性の異なる方と接する機会が間違いなく,多くなります.その中で自身の考えや提案を相手にシンプルに伝え,「理解してもらうこと」は「考えること」と同じくらい重要なスキルになりますし,すべてのビジネスの基本ではないかと思います.

    面接の際には自身の研究成果やアピールポイントをぜひ明確に「伝えて」いただき,その結果として,将来,皆さんとSHIONOGIファミリーの一員として,ともに働くことができる日を楽しみにしています.

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  • 現在の業務内容
    私は現在,原薬の製造法開発および原薬供給,承認申請対応などを行う部署に所属しています.その中で私は,シミュレーション技術等の化学工学的手法によるスケールアップ研究や新規技術の開発,製造設備の導入から立ち上げなどに取り組んでいます.例えば,原薬は安定性や溶出速度などに影響を及ぼす結晶物性の制御が重要となります.私は,所望の物性の結晶を得るため,化学工学的視点から晶析や粉砕方法の検討に取り組んでいます.最近では,連続晶析の技術開発にも取り組んでおり,より品質の良い効率的な製造手法の確立を目指しています.

    学生へひと言
    今は目の前の研究に精一杯取り組み,自分の専門性をとことん高めておいていただければと思います.業務で学生時代の専門性がすぐに発揮できるとは限りませんが(もちろん十分に発揮できもします.私は今とは全く異なる分野の研究をしていました),研究を通して養われる忍耐力と科学的な思考力は必ず役に立ちます.また,実際の業務では一つの分野だけではやっていけません.ただ,SHIONOGIでは様々なことを学べる機会が十分にあります.色々なことへの好奇心とチャレンジ精神があれば,専門性や年代を問わず様々なことへチャレンジもできます.ぜひ,新しいことに好奇心をもちながら,一緒に楽しく働きましょう!

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  • 現在の業務内容
    製剤研究所はクスリの種を実際に患者さんが手に取る医薬品という形に変えるための研究をしている部署であり、私はその中で、現在小児用製剤の開発に携わっています。具体的には、医療現場や子供たち、保護者からヒアリングし、製剤の大きさや味付けなど、小児の患者さんにとっても服用しやすい製剤をつくりこむところから始まり、さらには工場で安定的に効率良く生産するための製造プロセスの設定、国から販売の承認を得るための申請資料の作成など、その業務は多岐にわたっています。自分のアイデアを詰めこんだ製品が世の中に出て、あらゆる患者さんの健康に貢献できることを想像すると、強い責任感とやりがいを感じますし、業務を通じて幅広い分野について学びを得られるところに魅力を感じています。

    海外を含む委託先とのやり取りの中では時に意図がうまく伝わらず,難しい交渉が必要となり,頭を悩ませることもしばしばありますが,他社や関係部署をうまく結び付けて,大きなプロジェクトを推進させることに大きなやりがいを感じています.

    学生へひと言
    製品の販売という研究開発のゴールに近い部門であることから、期限や成果へのプレッシャーを感じることもありますが、毎週金曜は必ず早く退社したり、定期的に有給休暇・長期休暇を取ったりするなどしてリフレッシュしています。また、SHIONOGIでは皆さんの『やりたいこと』を後押ししてくれる環境があり、私もそのおかげで様々なことに挑戦しています。小児用製剤の開発も、私が学生の時に抱いていた、「副作用の低減など、薬の価値を最大化する研究がしたい」、「実用化に近い研究がしたい」という思いにつながる業務であり、とてもやりがいを感じています。就職活動を通して自分の『やりたいこと』に真摯に向き合って、その上で、SHIONOGIで実現したいと思っていただけたなら、是非ともSHIONOGIファミリーの一員として、一緒に働けることを楽しみにしています。

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  • 現在の業務内容
    分析化学研究所では,製品のライフサイクルを通じて,適切な品質を維持するための品質管理戦略の策定を行っています.その中で私は,開発中の製品の分析法開発,品質評価及び品質規格設定を実施しております.

    分析法開発は,ごく微量な不純物の定量や複雑な機能を有する製品の特性評価など,様々な分野の高度な知識が必要になります.また,それらの分析法を用いて取得した多くのデータや各国の規制,自分たちが求める製品像をもとに設定する品質規格の作成には,レギュラトリーサイエンスやデータサイエンスなど,更に広範な分野に精通する必要があります.

    これらの困難な課題を信頼できる仲間と協力して乗り越えることで得られる達成感は,非常に大きなやりがいの一つです.

    学生へひと言
    私たちは自身の家族や友人にも安心してSHIONOGIの薬を使ってもらえるよう,適切な品質の製品を世に送りだすための研究をしています.様々な知識が必要とされる私たちの業務では,皆さんが日々学ばれていることは皆さんの強みとして発揮され,また,業務を通して更に多くのことを学ぶことができます.困難な課題にも,やる気と好奇心をもって一緒に挑戦できる新しい仲間が増えることを心待ちにしています.共に,安心安全なSHIONOGIの薬をつくりましょう!

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  • 現在の業務内容
    私は現在、低分子医薬品の原薬製造法開発業務に従事しております。原薬とは、医薬品の有効成分のことであり、高品質な原薬を効率的に合成するべく、日々研究しています。また、後期開発品を担当しているため、申請に関する業務にも携わっています。私の所属する製薬研究所には他にも、合成ルート開発、中~高分子原薬の製造法開発、プロセス技術開発など多岐にわたる業務があります。

    学生へひと言
    CMC研究の魅力の1つは、製品化目前の品目に携われることだと思います。我々が作る医薬品が治験被験者の方々や患者様の元に届くという意識は、仕事に対して重大な責任とやりがいを感じさせてくれます。また、プロセス研究においては、安全性や反応数削減、原価低減など多角的な面から理想の合成法を導くルート開発に加え、操作性、効率、不純物制御など如何に反応を魅力的なものにできるかという、有機化学者にとってのめり込める要素がたくさんあります。高い自社創薬率並びに低分子医薬品を強みとするSHIONOGIは、有機化学の力を存分に発揮もしくは吸収することのできるフィールドです。みなさんと共に学び合い、切磋琢磨できる日を楽しみにしています!

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  • 現在の業務内容
    分析化学研究所では,「品質をつくる」ことを使命に日々業務に取り組んでおります.私の現在の主要な業務の一つは,試験法設定です.開発中の化合物 (品目と呼んでいます) の品質を担保し,安定性を確認するためには,評価するための試験法が必要です.原薬・製剤中の有効成分量を評価する含量試験や,不純物量を評価する類縁物質試験など様々な試験法を,それぞれの品目の物性に合わせて設定していきます.信頼性,頑健性の高い試験法を目指し,日々様々な分析機器等を用いて検討を進めております.

    その他にも,機械学習技術を用いたデータドリブンな試験法開発を目的とした研究活動,担当機器の管理・更新等の業務,試験委託関連の業務等,多岐にわたる業務に携わっております.

    学生へひと言
    COVID-19の影響を鑑みてましても,長い人生何があるかはわかりませんが,就職活動を通じて,自分と向き合い,見いだした「こんなところで,こんな風に働きたい!」という軸は,これから働いていく上でもきっと大きな支えとなることと思います.その中でも,「SHIONOGIで,こんなことをしたい!!」という強い希望と覚悟が芽生えた方は,是非それを叶えていただけると嬉しいです.分析化学研究所では,若手でも様々なチャンスがあり,経験値は低くても意欲があればチャレンジさせてもらえることが多いので,きっと実現させられます.一緒に叶えましょう.

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  • 現在の業務内容
    私は錠剤やカプセルといった経口固形製剤の処方検討及び製造法検討に携わっております。ラボスケールから実際の治験薬製造に使用するスケールまで幅広い範囲で研究を行っています。また、有効性及び安全性を担保する用法・容量といったシンプルな製剤設計だけでなく、患者様が服用しやすい剤型(例えば飲みやすい錠剤やカプセルのサイズ)や投与方法(例えば錠剤、注射、経皮など)といった使用性に関する議論・検討を行うことで、薬の製品価値を最大化することができるよう日々研究に努めています。

    学生へひと言
    学生の時にぜひやっておいてほしいことを一つ紹介したいと思います。それは、「好きなことをとことん突き詰めてほしい」ということです。それは大学/大学院の研究テーマ、さらに言うなら自分の趣味・好きなことといった、必ずしも志望する分野・職種に関係があるものでなくてもよいと思います。

    私が所属している製剤研究所では、薬学部出身だけでなく、工学部、農学部といった様々なバックグラウンドを持った方々が同じ目的のもと研究を行っています。このように多種多様な背景を持つ人たちと仕事をしていく中で、突き詰めた専門性はどのような形であれ、必ず役に立ってきます。

    例えば、私はがんの治療標的探索を大学時代に行っており、製剤研究には全く関係がない分野でしたが、他部門の薬効評価チームと話す際に臆することなくディスカッションができ、自部門では得ることが難しい有益な情報・アイデアを聞くことができました。また、趣味の領域では、趣味つながりで他社の方々と交流することで、思わぬところから仕事へのヒントを得ることができると思います。学生のうちは自分の研究ややっていることが、社会人になって本当に活かせるのか・もっと活かせるところに就職したほうが良いのではないかと不安になることも多いかと思います。

    よく言われることですが、学生の時間よりも社会人としての時間の方がはるかに長いので、会社に入れば、否が応でも会社の専門分野については学び成長することができます。ですので、学生のうちは自身の研究・好きなことに没頭し、だれにも負けない専門性を身に着けて面白い人材・良い意味で目立つ人材を目指すことをお勧めします。その努力や経験は必ず自身の糧になり、この分野ならだれにも負けないという自信にもつながります。最後になりましたが皆様とお仕事できることを心から楽しみにしています。

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  • 現在の業務内容
    私は現在,感染症に対するワクチンの製剤化研究に携わっています.感染症に対するワクチンの創出および市場への供給は,昨今の新型コロナウイルスの例からもわかりますように,大きな社会的課題となっています.有効性・安全性・品質の担保されたワクチンをより早く,より安定的に必要とされる全ての方に届けるために,私たちのグループでは,ワクチンの製剤処方の検討,製造方法の設定や供給体制の構築に取り組んでいます.そのほかに私たちのグループでは,新規投与ルートやターゲティング・コントロールドリリースといったDDS(ドラッグデリバリーシステム)技術の研究や,新規送達技術・分析技術の開発にも積極的に取り組んでおり,開発候補品への適用検討を進めております.

    学生へひと言
    私がお伝えしたいことは「SHIONOGIは今まさに様々なことにチャレンジしており,皆様がSHIONOGIに入られたら,チャレンジする機会がたくさんある」ということです.ご存知のように製薬業界は時代の転換点を迎えており,SHIONOGIでも「10年後のSHIONOGIがあるべき姿は何か」を常に議論しています.1つの例として,SHIONOGIはこれまで培った低分子創薬に加えて,核酸,ペプチドといった中分子,さらに抗体やワクチンなど、様々な新規モダリティに関する創薬に取り組んでおり,臨床試験も進めています.また,様々な新しい技術開発にも取り組んでおり,画期的な医薬品創成に向けた種をせっせと蓄積しております.SHIONOGIでは,このような様々な医薬品開発・技術開発にチャレンジすることができ,こういったチャレンジをしたいと思っている方には持って来いの環境だと思います.

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  • 現在の業務内容
    現在,新規モダリティーである核酸医薬品 (核酸アジュバンド) の品質を適切に評価するために,様々な分析機器 (液体クロマトグラフィー,ガスクロマトグラフィー,マススペクトル等) を駆使して分析法開発に取り組んでいます.また,SHIONOGIの強みである低分子医薬品の開発力を基盤として,核酸医薬品の品質評価系を新たに構築できることに日々好奇心をかき立てられています.一方,開発は上手くいくことばかりではなく,モダリティーが異なる故に直面する問題も勿論存在します.低分子医薬品の品質評価方法として今まで“常識”とされていた考え方・手法が核酸医薬品の評価系として通用しないことが多々あり,そのようなシーンに直面したとき業務に対してプレッシャーを感じることもあります.しかし,そんな時こそ,SHIONOGIとして注力する新規モダリティー開発の前線で自分の力を発揮するチャンスであること,そして何より疾患に日々苦しんでおられる患者様に少しでも安心して投与していただける医薬品を世に送りだすことが品質設計の要である分析化学研究所の存在意義だ,という思いを胸に日々業務に取り組んでいます

    学生へひと言
    就職活動を進める中で,就活生の皆さんは 「業界研究を十分にするように」 と周囲から口酸っぱく言われることと思います.そのうえで私が皆さんにお勧めしたいことは,他の製薬企業が掲げる注力分野や社風,もしくは製薬業界に限らない他業界の職種についても今一度理解を深めることです.就職活動を通じて様々な業界の方と面談し,意見を伺える機会というものは中々ない,貴重な経験です.採用選考が進む中で企業の方のリアルな意見を多く聞き,企業・業界の見え方や理解度も更新されていくことと思います.それを踏まえて,皆さんにとって「働く」ということに感じる価値は何なのか?をじっくりと吟味していただければ幸いです.その上でSHIONOGIを志望したいと思えるのであれば,そのマインドは実際の業務で直面する様々な困難に立ち向かうための一助になると思います.皆さんの就職活動が少しでも納得のいくものになることを願っています.

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  • 現在の業務内容
    製薬研究所では,患者様に安全かつ有効性の高い医薬品を迅速に届けるため,医薬品の有効成分である原薬の製造法開発,供給及び申請業務に取り組んでいます.その中でも私は,2021年度から新設されたバイオ研究チームにて,ワクチン原薬の品質向上を志向した製造法開発に携わっています.ワクチンのようなバイオ医薬品は原材料が生物由来であるため,高品質な原薬を製造することは簡単ではありません.しかし,チームメンバーや他本部の研究員と協力することで,自身を成長させながら一つ一つ課題を克服し,目標を達成したときは非常にやりがいを感じます.

    学生へひと言
    研究所から創出された医薬候補品を臨床試験や商用生産に繋げるため,医薬品バリューチェーンの中でもCMC研究は欠かすことのできない研究です.そして,バリューチェーンを繋げるために様々な部署や海外を含めた社外との連携が必要であり,業務を通して医薬品開発の幅広い知識や経験を得ることができます.また,自分たちの開発した製造法で造られた医薬品が患者様に届けられることによって社会に貢献していると実感できる点もCMC研究の魅力だと思います.SHIONOGIはバイオ医薬品においてはまだまだ新参者ですが,チャレンジを推奨する社風の中,入社年度に関係なくともに学びあい,常識にとらわれないアイデアで日々新しいことに挑戦しています.皆さんと一緒に挑戦できることを楽しみにしています.

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  • 現在の業務内容

    SHIONOGIは2019年から長崎大学と協同研究を開始し、マラリアに対する創薬研究を行っています。私はその現場担当者として長崎大学に長期出張しており、抗マラリア薬探索のための化合物スクリーニングやマラリア感染動物モデルの構築など、大学の先生方と協力しながら様々な業務に従事しています。

    学生へのひと言

    自分で考える研究がしたいなら、ぜひSHIONOGIへ。企業での研究というと堅苦しそうですが、SHIONOGIでは若手のころから自分で考え、試行錯誤が必要な仕事を任されます。自由度と責任がある分、やりがいもあって楽しいですよ。

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